第45回 | 2022.02.03

沖縄支社から、はいさーい!

こんにちは、沖縄支社の吉岩です。

「沖縄支社?」と思われた方もいるかもしれませんが、流通研究所では以前より沖縄での業務を行って
おり、支社があります!日本全国、北から南まで網羅し、農水産業の振興に励んでいる流通研究所ですが、
今回は沖縄支社で働く私から、ここ沖縄の情報を発信します。

皆さん、沖縄と聞くと「常夏」「きれいな海、青い空」「リゾート」といったイメージを持たれるかと
思いますが、いかがでしょうか?

画像:海外にいるような景色ですが、これも沖縄のビーチ。

 

私も沖縄へ移住した当初、このようなイメージを持っていましたが、今も特に変わっていません!

・・・が、思っていたことと違う点もあるので、ご紹介します。

まず、「常夏」という点については、冬でも最高気温が20℃前後だったり、寒くても10℃を下回ることはほぼなかったりと、本当に暮らしやすいです。全国的には寒い日々が続いていますが、沖縄ではすでに桜の季節を迎えているほどです!
「桜=常夏」とは異なりますが、「沖縄=常夏」のイメージは間違っていないですね。

画像:世界遺産の今帰仁城跡は、桜の名所でもあります!

次に、「きれいな海、青い空」「リゾート」という点ですが、移住してわかった事実も。

それは、「沖縄の天気、スッキリしない」です。

リゾートのイメージが強いので、「青い空!」を期待される方が多くいると思いますが、沖縄の天気は気まぐれで、カラッと晴れていてもすぐに曇ったり小雨が降ったりと、スッキリしないことが多いんです。
実際に、他の都道府県と比べてみても、日照時間は下から数えた方が早い順位。。。降水量も多いわけですね。。。

実際に住んでみるとわかる沖縄の実態ですが、この「スッキリしない天気」、実は沖縄の農作物の品質にとても影響しています。
皆さんもご存知の通り、農業に「雨」は必要不可欠ですが、海に囲まれた常夏の沖縄では、「湿気」がひどいんです。。。沖縄の農家の皆さんが丹精込めて作った農作物も、この湿気により品質劣化に繋がるケースが発生しています。
流通研究所では、沖縄県産マンゴーの品質改善に向けた調査に携わっていますが、いかに湿度を下げ、品質の良い状態で産地から市場まで届けるか、沖縄県産の美味しいマンゴーを消費者の皆さんに届けることはもちろん、農家の皆さんの収益向上にも繋がる重要な課題です。

現在も絶賛試行錯誤を続けていますので、取組みに関しては次の機会にご紹介しますが、湿気対策と思っていたことが、逆に湿度を高めていたという調査結果が出たり、沖縄で暮らしていたからこそ知りえたヒントが打開策に繋がりそうだったりと、ここ沖縄で日々奮闘しています。
皆さんもコロナに負けないよう頑張っていると思いますので、コロナが落ち着いたら、是非、魅力がたくさん詰まった沖縄へ遊びに来てくださいね!


研究員 吉岩 正人