第38回 | 2020.12.24

来年度向け中途入社の採用始めました。
~採用担当の独り言~

採用担当の片瀬です。今年度も、いよいよ来年度向けの採用活動を本格化させました。

今年はコロナ禍ではありましたが、入社後の研修プログラムを作ったり、創業以来初めてインターンをやってみたり、採用活動も様々なトライを行ってきました。

そこで、採用ページの募集要件にあるように、今年は書類選考として、履歴書・職務経歴書の他、課題を提出して頂こうと考えています。

 

隠す必要もないので、

・自己PR

・農水産業への想い

・流通研究所でやりたいこと

以上3点の内容を含む、一連の内容をまとめて提出して頂き、それを基に面接をする予定です。

 

ここで、応募者にだけ課題を提出させるなんて!というバッシングがこないように、自分の話を少ししようと思います。

応募を考えている方は、参考になるかもしれませんが、そうで無い方はオチのないただのつまらない話かもしれませんので、ご容赦下さい。

 

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【採用担当が流通研究所を志望するまで今昔物語】

学生時代から海が好きで、東京海洋大学に進学し、海洋物理学を専攻していました。この学問は、海水や潮流、海流循環などを研究し、地球温暖化の原因解明や潮目の生成メカニズム解明による漁場の予測などを行うものです。

海が好きであったことと、「漁師のカン」を数値化してみたい!ということで、この研究に没頭していました。ゆくゆくは大学院にいって、研究者に、という思いもありましたが、世の中には建設コンサルタントという業界に海洋環境や海岸保全のための仕事があると知り、海のことを仕事にでき、世の中のため、人の役にたちたい、何より自分の子供や孫にキレイな海を残したい、という思いで就職しました。

色々と仕事を経験するなる中で、海を相手に仕事をしていると、社会的な貢献が非常に高い仕事であると感じてはいましたが、感謝されることが少ない(当たり前ですが、海からは直接感謝されない)仕事であり、海や水産に関わり、かつ事業者に近い(直接的にサービスを提供できる人がいる)仕事をしたいと考え、水産の事業計画や販路拡大の支援など、ソフト面に強いコンサルを志望していたところ、ピンポイントでご縁があった訳でございます。

 

で、前置きが非常に長くなりましたが、私が転職の際に流研でやりたい!と考えたことが2つあります。

ひとつは、水産業を持続可能な産業にし、貴重な天然資源を後世に残すこと。なぜなら、自分が魚好きで、いつまでも美味しい魚を食べたいから。そのためには、水産業のシステム化すなわちアナログ文化からの脱却と、生産者側の資源管理はもちろん、エコラベル等の普及により、その意識を一般消費者にまで浸透させることだと思っています。

もうひとつは、自分のやりたい仕事でしっかり稼いで正当な評価を得ること。我が社はコンサルタントが営業もします。そして、その成績はしっかりと数値化されて給与に反映されます。前職もコンサルで、なかなか評価が難しい職種だと感じていた中、自分で営業し、自分で数字に責任を持つということは、逆を言えば自分で責任を持って好きな仕事を営業できということでもあります。

現に、農水産業の振興に貢献する、という企業理念に一致することであれば、各コンサルタントに営業の裁量をかなりの自由度をもって与えてくれます。

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ここまでたどり着いて応募を考えているそこのあなた、最後にどうしてもお伝えしたいことがあります。

流研の仕事は本当にやりがいのある仕事ばかりで、社員皆モチベーションが高く、かといって堅苦しい会社でもないので、採用担当として胸を張っていい会社であると言い切れます

 

ただし、仕事は何ひとつ簡単な仕事はなく、下手したら世の中にすら答えはなく、自ら調べて根拠を積み上げ、自らの考えを答えとして、突き進んでいく覚悟や責任感も必要になるでしょう。私が思うコンサルの仕事とは、自分の知識と時間を切り売りする業種だと思っています。(ここは、あくまでも私見ですのであしからず)

 

そこで、応募を考えている方にお伝えしたいこと、我々が選考で最重要視しているとともに、採用の前提条件でもあること、それは1点

農水産業に興味があり、農水産業の発展のために頑張りたい、という強い思い

があるか、です。

 

これがあれば、入社してから、どんな壁でも乗り越えられます。これがないと、途中で挫けてしまうと思います。最後までお読みいただき、応募を考えてくれた方、課題提出時に、その想いをぜひぶつけてきてください。

ホームページの業務実績等も参考にして、こんな仕事かな?というイメージで構いません。自分でやりたいことを考え、自分の言葉で伝えて頂けることを期待しています。仕事の実業に通じる知識や技術は、入社すればナンボでも見につきますし、それがあるかどうかで採用の合否は決まりませんので、ご安心下さい。

新たな出会いとご縁を楽しみにしています。それでは、よいクリスマスを!


副主任研究員(採用担当) 片瀬冬樹