第34回 | 2020.03.23

愛をこめて花束を、休日には盆栽を

コロナウイルスという見えない脅威が社会活動に影響を及ぼし始めて久しくなりました。

弊社でも暫定的に時差出勤やテレワークの導入を始めましたが、働き方改革も契機に、このような取組みを定常化させて、多様な働き方を提案できる企業にならなければと感じています。

さて、コロナウイルスの影響で、我々の関係する業界であると外食産業に大きな影響がでています。先日よく利用している大阪の朝食付きビジネスホテルに泊まりましたが、朝食会場にいってみると、いつもの半分以下の品数で、しかもすべてラップや個包装されており、こんなところにも影響するのかと、驚きました。

外食産業の方もご苦労されているかと思いますが、花き業界も大きな打撃を受けています。それは、卒業式などの各種式典の中止による花需要の極端な落ち込みです。

実は花き業界は3月が最も繁忙期であります。これは日本一の花き市場・東京都太田市場の統計情報で、他の市場の事例では、一日当たりの年間の平均取扱量のなんと5倍以上も、繁忙期の一日で扱うこともあります。

 

そんなコロナウイルスによる需要減の花き業界を盛り上げるべく、農水省も頑張って普及活動を行っています。

https://youtu.be/Mlky1vJI0EY

なんと秀逸なプロモーションでしょうか。思わず花を買いたくなってしまいますね。

ちなみに、切り花は厳しい状況らしいですが、鉢花や野菜苗は昨年よりも売り上げが伸びていて、要因としては外出を控えている人が庭いじりに力を入れているとのこと。鉢物といえば、隣の机の岡田研究員が今年度盆栽に関する仕事をしていて、すこし気になっていたところです。ただし、なにぶん凝り性でやりだしたらハマりそうなので、盆栽はもう少し人生のベテランになり心とお金に余裕ができたら挑戦することとして、私は切り花を買って業界を微力ながら盛り上げようと思います。

買ってきた花はこちら。

弊社の販売事業で取り扱っている、熊澤さんのバラです。1本買うはずが、息子がせっせと花をかごに入れていたので、3本お買い上げ。日持ちがいいとお客様からの評判もいいので、ぜひ外食産業への貢献もよいですが、金次郎でお野菜買って、バラを飾って、自粛ムードも明るく元気に過ごしていきましょう!


研究員 片瀬冬樹