第12回 | 2017.09.11

女性(主婦)目線からみた農産物等直売所

弊社ではこれまでに農産物等直売所や道の駅立ち上げに向けてのマーケティング調査業務などにおいて、お客様となる一般消費者へのアンケート調査や出荷者となる農業者、直売所を運営する従事者へのヒアリング調査など、多様な形態で関係者の意向を把握し、実施してきた中で、消費者側が求めているものや直売所運営側の問題点や課題などを把握してきました。

直売所の問題点・課題については、店舗形態・立地・店舗規模などの条件により異なり、その解決のための方策については、これまでにも弊社代表コラム「二の釼が斬る!」でも度々登場しているので、今回は私自身の経験も踏まえ、女性(主婦)目線から感じることを記載してみます。

私はプライベートで旅行等に出掛けた時には、必ず直売所に立ち寄ります。旅行者の視点でみたときに、改めてなぜ足が向いてしまうのかと考えると、以下のことが思い浮かびます。

旅行者(観光客)一人ひとりは直売所運営側からみると、常時訪れるお客様ではありませんが、上記のような期待に応えてくれた店舗の思い出は深く刻み込まれます。また、女性(主婦)の口コミの力は大きく、観光客が観光客を呼ぶという効果を生み出すという点では無視できない存在とも言えるのではないでしょうか。

一方で、直売所の運営を支えるのは、地元のお客様です。女性(主婦)の視点でみたときに、地元客で賑わい、平日でも活気がある店舗にはいくつか共通して感じることがあります。まず商品そのもので考えたときの「5つ」は、以下のようになります。

女性(主婦)はワガママです。すばらしい商品を販売していても、店舗の雰囲気や印象は店舗のイメージ大きく変えます。そのイメージは以下の「5つ」が大きく影響しているように感じます。

今回は自身の経験も踏まえ、女性(主婦)目線で農産物等直売所に必要な、旅行者視点での「3つ」、商品そのものに関する「5つ」、店舗イメージに関する「5つ」を挙げてみました。非常に基本的なことではありますが、基本的なことがしっかりできている店舗はやはりお客様で賑わい、店舗に活気があります。よかったらチェックしてみてください。直売所の運営には他にも重要な点はたくさんあります。もし直売所運営でお困りのことがありましたら、お気軽にご連絡を頂ければと思います。


研究員 永尾 まゆみ